「なごり雪」

     ・ユキヤナギ

  ・カラー

  ・デルフィニューム

  ・ドラセナ

 

    暦の上では春ですがまだまだ寒い日が続いています。

 

    3月11日。

 

    あれから一年。

 

     一日もはやく復興できるよう、今後も被災地を支援します。

 


 

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弁護士 黒澤知弘です。

先日、福島原発事故の被害者の方々の損害賠償について、双葉町弁護団のADR集団申立に参加しました。

 

記者会見等の様子(テレ朝)

http://news.tv-asahi.co.jp/ann/news/web/html/220229061.html

 

 

記者会見では、福島から来られた被害者の方が、次のように述べていました。

・記者会見に行くなら、自分たちの思いを話してきて欲しいと周囲の人に言われてきた。世間の皆に、実態を知って欲しい。

・今も福島の仮設住宅にいるが非常に線量が高く、なぜ避難させられた上に危険なところにいないといけないのかやりきれなさを感じる

・騎西高校の避難所では、女性は布団にもぐって着替えをしていた、非常な辛さがあった

・避難所の生活はホームレス以下のものだ。今も同じような状態は続いている

・自分たちは、双葉町には戻れないだろうし、このままでは安心して暮らせる場所を見つけることもできない。高齢者は自分の死に場所すらも選べない

・率直に言って、毎月安心して暮らすことの出来る資金が欲しい。

・自分は29歳から50歳まで原発で働いていたし、東電にはお世話になった。最初は東電を許そうと思っていた。

 しかし、これまでの東電の姿勢からもはや東電を許すことは出来ない。

 

また、双葉町の井戸川町長は、

・東電には双葉町を挙げて協力してきた

・実際には、これまでに幾度も事故はあり、それでも東電を許容しながら協力してきた

・町は東京へ電力を送ることを誇りにしながら、放射能まみれになってやってきた

・しかし、1年たっても東電は何もしておらず、もはや東電を信頼することも許すことも出来ない

等と東電に対する怒りをあらわにしていました。

 

間もなく、3/11を迎えますが、福島原発事故は一向に収束しておらず、被害者の方々はより深刻な苦境に陥っています。

今後も、こうした原発事故の被害の実相を基礎として、被害者に寄り添いながら、完全賠償を実現し、被害者の皆さんの生活の再建、人生の再出発に貢献したいと考えます。

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弁護士 城田 孝子です。

 

一昨日、横浜地裁第6民事部は、横浜市鶴見区のマンション住民が起こした訴訟において、設計者と検査機関に対し、請求額とほぼ同じ14億円超の賠償を命じる判決を言い渡しました。補修ではなく取壊し・建替えを認めるもので、極めて画期的な内容です。

 

既に各種メディアで報道されていますが、本件は一連の耐震偽装事件とは異なります。耐震不足を隠すよう偽装がされたわけでも何でもなく、構造設計の基本ともいうべき単純なミスがあったのに、設計者も確認検査機関もこれを見落としたのです。

 

しかし、両者の訴訟態度からは、およそ誠意といったものは感じられませんでした。

意匠を専門とし、構造計算を下請に出している設計者は「構造は専門的だから自分には分からない。だから責任はない」、検査機関も「限られた時間の中で検査するのだから、構造計算の過程まで立ち入ってチェックする必要はない」

 

これでは何のための建築確認制度だか分かりません。本件で実際に構造計算を担当していたのは、建築士の資格を持たない人物でした。

 

 そんなことを知る由もなく、原告の皆さんは一大決心で購入した夢のマイホームで穏やかな生活を送っていました。それが平成17年11月の問題発覚で一転、既に6年以上が経過しています。

 

 報道によれば、検査機関は既に控訴の意向を固めているとのこと。極めて残念です。

絶対に結果が覆されるようなことがあってはなりません。

 

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