弁護士 黒澤知弘です。
(以下チラシより一部抜粋です。)
青年法律家協会弁学合同部会神奈川支部では、昨年から改憲問題を考える連続講座を開催し、
日本国憲法が果たしてきた役割などをみなさんと一緒に考えて参りました。
今回は日本の安全保障問題に詳しい軍事ジャーナリストの前田哲男氏、
防衛問題に詳しい共同通信編集局編集委員の石井暁記者にも参加していただき、お話を伺います。
第1部 基調講演 前田 哲男氏(軍事ジャーナリスト)
安倍軍拡戦略と憲法9条の危機
~「自衛」のためにどこまで行くの?~
第2部 パネルディスカッション
パネリスト 前田 哲男氏
石井 暁氏(共同通信編集局編集委員)
コーディネーター 太田 啓子弁護士
日時 2014年3月14日(金)
18:00(開場17:30)
場所 横浜市開港記念会館 6号室
(定員110名)
※参加費無料、予約不要です。
詳しくはチラシをご覧ください。
弁護士の馬奈木 幹です。
1月29日(水)、横浜地方裁判所で、
福島原発被害者支援かながわ訴訟(以後「かながわ訴訟」といいます。)の第一回口頭弁論期日が開かれました。
法廷は弁護団や原告団、そのご家族の方々、支援者の方々で埋め尽くされ、
被告である国や東京電力を圧倒する雰囲気でした。
当事務所からは、事務局長を務める黒澤弁護士を始め、 小賀坂弁護士、松浦弁護士、石畑弁護士、岩井弁護士、 馬奈木、事務局も総出で出席しました。
この訴訟は、福島の原発事故により神奈川県に避難して来られた方が中心となって原告となり、
国、東京電力を被告として訴えているものです。
本訴訟の請求は、原告らの被害の回復を求めるものですが、その前提として、
原発事故について国や東京電力の責任を追及する点にも本訴訟の重要な意義があると考えています。
期日では、手続上の確認などがなされたほか、
弁護団の水地啓子団長、黒澤事務局長、小賀坂団員から、 本訴訟の意義、被害の実態などについて述べられ、
原告三名の方から、それぞれの被害の実態や思いについて述べられました。
そこで語られた原告お一人お一人の言葉は、どれも重いもので、 法廷ではみな、静まり返って聞き入っていました。
とくに、子を持つ親である原告お二人が涙を流しながら、
一緒に避難して来られたお子さんが福島に残してきた友人を思い、 複雑な思いを抱えていることや、
御自身がお子さんのそうした複雑な心中を思い、お子さんのためを思って避難してきたけれども
本当にそれで良かったのだろうかと 葛藤する気持ちでいることなどを語られたときには、本当に、胸が詰まる思いがしました。
裁判官も、原告の生の声を直に聞いて、どこか感じるところがあったのではないかと思います。
今後も、毎回の期日において、できるだけ多くの原告の声を届けていくことが大切だと思います。
現在、原告の数は、2013年9月11日に提訴した第一次原告の17世帯44名、
12月12日に提訴した第2次原告の6世帯21名の併せて23世帯65名に上っており、 今後も第3次、第4次と続く予定です。 全国各地の原発訴訟と連帯して被害者の声を大きくしていき、 本当の被害の回復に繋げていきたいと考えています。
今後の予定ですが、
3月20日(木)15:00~ 第2回口頭弁論期日 ※第2次訴訟も併合予定です
5月28日(水)14:00~ 第3回口頭弁論期日
7月16日(水)14:00~ 第4回口頭弁論期日 となっています。
原告の方やその関係者の方々はもちろん、被害者の方で原告になっていない方、
支援のお気持ちをお持ちの方もご出席いただき、法廷をいっぱいにしていただけたら、と思います。
よろしくお願い致します。
弁護士 馬奈木幹