2016年12月20日

沖縄への機動隊派遣について住民監査請求!

弁護士馬奈木幹です。

沖縄県国頭郡東村高江周辺における米軍ヘリパッド建設工事に、

反対する住民が連日、抗議行動を続けていますが、

この間、神奈川県を含む都府県から機動隊が派遣され、

法的根拠を示さない車両検問、住民や住民のテント・車両の強制排除、

住民の不当逮捕などを繰り返しています。

「土人」発言など記憶に新しいところです。


そこで、機動隊を派遣している都府県において、次々と、

機動隊派遣の中止とその違法不当な公費支出による損害の填補を

勧告するよう求めて、住民監査請求がなされており、

神奈川でも昨日(12月19日)、135名の住民が神奈川県に対して、住民監査請求を行いました。

 

本日(12月20日)、辺野古訴訟の最高裁判決が出される予定です。

これを受けて、沖縄の新基地建設がますます加速することが懸念されます。

 

神奈川県として、沖縄に機動隊を公費で派遣し、「米軍新基地建設」を守り、

そのために、反対する住民に対する違法、不当な行為を繰り返すということで良いのかどうか。

神奈川県に対する住民監査請求は、こうした県としてのあり方を問うものといえます。

 

※写真は右から、請求人2名、代理人の太田伊早子弁護士(横浜法律事務所)、

小賀坂徹弁護士(馬車道法律事務所)、鈴木兼一郎弁護士(横浜合同法律事務所)。

 

神奈川県警察機動隊の沖縄県への機動隊派遣に関する住民監査請求について

抗議文2