弁護士の石畑晶彦です。
先日、福島原発被害者支援かながわ弁護団の第6回口頭弁論がありました。
口頭弁論期日では,私も含め弁護士二人と原告1人の意見陳述が行われました。
私は,主に区域外避難者の精神的賠償の点について,
「低線量被ばくであっても,健康影響についてのリスクが存在することは否定できない。
これは被告東京電力の依拠するWG報告書によっても明らかにされている。
そうであれば,区域外避難者についても避難について科学的な合理性が認められる。
さらには,放射線感受性が強い幼い子供の存在から
その子供を守るために避難することも合理性があるなどの諸事情も考慮して,
区域外避難者の避難行動は合理的であり,
原告らの避難行動による損害は本件事故と相当因果関係がある損害である」
等の主張をしました(紙面の関係で大分割愛しております。)。
期日後の,報告集会も,情報文化センターのホールを使い,多くの人が集まり,
特に,千葉の弁護団からも原告と代理人の先生が連帯の意見表明していたことが印象的でした。
今後も,一弁護団員として,原発被害にあった避難者の支援に取り組んでいきたいと思います。
弁護士の馬奈木幹です。
11月15日(土)14:00~、若手弁護士二名と若者の企画で、憲法カフェを開きます。
お茶でも飲みながら、憲法がどんな風にわたしたちの生活にかかわっているのか、
憲法にまつわる素朴な疑問など、憲法に関して気楽に話せる場にしたいと思っています。
是非是非、お気軽にご参加ください。
日時:平成26年11月15日(土) 午後1時30分OPEN 午後2時START
場所:開港記念会館4号館(定員20名)
JR関内駅・市営地下鉄関内駅より徒歩10分、みなとみらい線日本大通り駅徒歩1分
主催:日本民主青年同盟神奈川県委員会
TEL:045-290-6374
弁護士 黒澤知弘です。
チラシのとおり、第11回 鶴見区 親と子の原爆パネル展、平和のつどいにお招き頂き、
福島原発の現状をお話しました。
今もなお10万人の人が避難生活を続け、福島に残る人々も放射線の不安の中で生活していること、
事故は収束せず現在も事故の責任はおろか原因の究明もままならず、
それでも事故を過去のものと捉える風潮が大きな問題であることをお話しました。
参加者の方々からの質問も活発にあり、まだまだ現状を多くの方が知らないことを痛感するとともに、
より広く訴えていく必要があると感じました。
被爆者のお話は、89歳の西島房江さん。
西島さんは、広島(宇品)で20歳の頃に被爆され、
原爆投下直後の「とてもきれいな真ん丸の赤」であった火球を目撃し、
その後多くの遺体のある市内爆心地付近を歩き、
相生橋では火から逃れた人々の死体で埋め尽くされた本川の様子も目の当たりにされています。
軍隊に所属しており、多くの負傷者の介護にあたり、
次々と亡くなる人々を看取っていたそうです。
傷もないのに亡くなった人々もおおく、放射線の恐ろしさを体験されています。
福島の現状にも心を痛めており、原爆と原発、
いずれもが多数の国民を苦しめるものであること、
国民のために原爆も原発も廃絶すべきことを教えて頂きました。
8/7まで開催されている原発パネル展、是非足を運んで頂ければと思います。
2014年 被爆69年
第11回鶴見区 親と子の原爆パネル展
(2014年8月7日(木)まで)
場所:鶴見区役所 1階 区民ホール
時間:午前9時~午後5時
入場無料