弁護士 黒澤知弘です。
チラシのとおり、第11回 鶴見区 親と子の原爆パネル展、平和のつどいにお招き頂き、
福島原発の現状をお話しました。
今もなお10万人の人が避難生活を続け、福島に残る人々も放射線の不安の中で生活していること、
事故は収束せず現在も事故の責任はおろか原因の究明もままならず、
それでも事故を過去のものと捉える風潮が大きな問題であることをお話しました。
参加者の方々からの質問も活発にあり、まだまだ現状を多くの方が知らないことを痛感するとともに、
より広く訴えていく必要があると感じました。
被爆者のお話は、89歳の西島房江さん。
西島さんは、広島(宇品)で20歳の頃に被爆され、
原爆投下直後の「とてもきれいな真ん丸の赤」であった火球を目撃し、
その後多くの遺体のある市内爆心地付近を歩き、
相生橋では火から逃れた人々の死体で埋め尽くされた本川の様子も目の当たりにされています。
軍隊に所属しており、多くの負傷者の介護にあたり、
次々と亡くなる人々を看取っていたそうです。
傷もないのに亡くなった人々もおおく、放射線の恐ろしさを体験されています。
福島の現状にも心を痛めており、原爆と原発、
いずれもが多数の国民を苦しめるものであること、
国民のために原爆も原発も廃絶すべきことを教えて頂きました。
8/7まで開催されている原発パネル展、是非足を運んで頂ければと思います。
2014年 被爆69年
第11回鶴見区 親と子の原爆パネル展
(2014年8月7日(木)まで)
場所:鶴見区役所 1階 区民ホール
時間:午前9時~午後5時
入場無料