神奈川県弁護士会から2024年5月8日付で注意喚起がされていますが、ロマンス詐欺・投資詐欺等(SNS等を通じて、恋愛感情を抱かせたり、投資・副業に誘ってお金をだまし取る手口の詐欺等)の被害に遭われた事件は、現実には被害額を十分に回復することが難しい事案が少なくありません。
もちろん、回収に成功した事例もありますが、確実に回収できる類型ではなく、少なくとも難しい類型であることは間違いありません。
他方で、一部の弁護士によるインターネット広告等を通じて上記のような事案の被害回復を依頼される方が、十分な事件見通しの説明を受けず相当額の回収が得られるものと思い違いしたまま、現実の回収見通しや業務内容に見合わない高額な着手金を支払うなどして、結果的に被害が拡大(二次被害が発生)しているというべきケースが見られます。
この場合、被害回復が十分得られない一方で、高額な着手金の返還も得られずに相当額の費用倒れとなるおそれがあります。
特に、弁護士費用に関する説明・協議や委任契約、方針協議等の重要な場面で、広告に表示された弁護士本人が面談や対応をせず、弁護士登録上の連絡先と異なる広告表示上の電話番号で、主に事務職員と称する者(弁護士ではない者)が応対し、弁護士自身による回収見込等の説明を経ないで、LINE等を通じて電子委任契約書を用いて委任契約や着手金支払(決済アプリを通じた決済処理を含む)を急かしてくるような場合は、二次被害に繋がりやすい状況と考えられます。このような状況においては、当該弁護士に弁護士法、弁護士職務基本規程違反等が疑われる場合もあります。
上記のような事案においては、事件の見通し・困難さをご理解頂いた上で、弁護士に委任すべきかどうかを慎重に判断するようご注意ください。
弁護士黒澤知弘です。
2024年(令和6年)5月31日の讀賣新聞に以下の記事が掲載されました。
事務局Mです。
5月24日深夜から26日にかけて、UAE(アラブ首長国連邦)へ、ACL決勝戦の視察をしつつ、横浜F・マリノスをサポート、応援しに行ってきました。
事務所からは黒澤弁護士、Hさん、私の3名が渡航しました。
マリノスはACL(アジアチャンピオンズリーグ。J1リーグ年間順位1、2位のチームと天皇杯優勝チーム、予選プレーオフからの出場権が年間順位3位のチームに与えられる大会です。)へ何度か出場しているものの、1度も優勝したことがなく、ベスト16が最高順位でした。今大会、はじめて決勝まで進出し、1stレグでは2-1で勝利、2ndレグで同点もしくは勝てば優勝という、あと一歩のところまでたどり着きました。
今回は悔しい結果となりましたが、その悔しい気持ちと、感じたことを残しておきたいのでブログとしてご報告させていただきます。少し長くなりますが、お時間があればお付き合いください。
24日23:45のエミレーツで関西国際空港よりドバイ空港へ。直行便で約11時間のフライトです。羽田や成田からも就航していますが、同じように応援で渡航するサポーターが多いのか、満席になってしまっていたため、今回は関西国際空港から出発しました。
朝5:15にドバイ空港へ到着。ドバイ空港のイミグレーションは本当に簡素で、質問もほぼなく、写真を撮って終わりと聞いてはいましたが、私は「(英語で)横浜から?Good Luck!」と言われとても嬉しい気持ちになりました。今回の試合はUAE全土で中継していたようで、この方も何かしらで試合のことを知っていたのかもしれません。
試合は現地時間20時からなのでそれまで街中へ観光へ向かいました。
まずは世界一高い建造物、ブルジュ・ハリファへ。展望台は124階にあり、高速エレベーターで移動します。
ここから見るUAEの景色は圧巻でした。ドバイは開発が進んでいるものの、砂漠地帯もおおく残っていて、ここが日本から遠い中東の地なのだなということがよくわかります。
高所恐怖症の黒澤弁護士が早々にリタイアしたため、つぎは地上のオールドドバイ地区へ。ここは古い町並みが多く残っていました。
お昼ご飯(ただ、朝食のラストオーダーの時間だったのでメニューは朝ご飯です)を頂き、近くのディスカウントストアで買い物。ここで、店員の女性に日本語で話しかけられました。以前、栃木県に住んでいたそうで、どこから来たの?と。横浜からサッカーを観に来たと伝えると、ああ、テレビで宣伝していた試合ね。ここドバイは娯楽が少ない。栃木にいたときはアフターファイブも楽しかったけど、ドバイは仕事後に遊べる場所も少ないし、街全体の活気がない。とても寂しいし日本が恋しい、と。今の日本は景気も良くないし、同じく活気はないかもしれない、という話をしました。こうやって現地の方に話かけられるのはとても嬉しいですね。
そして荷物をホテルへ預け、ついにスタジアムへ。試合が行われるハッザーア・ビン・ザーイド・スタジアムへはバスで1時間半の道のりです。道中、ラクダを見かけて興奮したり、延々とつづく砂漠を見ながら、ここまでのマリノスの道のりを思い返し、試合への気持ちが昂ぶります。
相手チームのマリノス側に用意した2000枚のチケットが直前に半数ちかく減らされたり(UAE渡航後にチケットの抽選に外れ、チケットがないまま不安な気持ちでスタジアムに向かったサポーターが何人もいました)、直前に追加で用意されたチケットは、当初のチケット代より高額になり慌ててサポーターみんなで現金をかき集めることになったり、バスが当初駐車するはずだったスペースは占拠され、駐車できなくなってしまったり、スタジアムに入るにも厳しいボディチェックを受けたり(水も持ち込み禁止、女性は別レーンで女性スタッフに鞄の底まですべてチェックされました。)、アウェイの洗礼、では済ませられないような様々な困難を乗り越え、ついにスタジアム内へ。
無料の水を受け取り、座席に向かいます。(ちなみにトイレはトイレットペーパーが流せません。アウェイの洗礼です。笑)
席に座って、周りを見てとても驚きました。
遠い日本の地からこれだけ多くのマリノスサポーターが現地へ駆けつけていました。
https://x.com/prompt_fmarinos/status/1794390832562471222
結果は5-1(トータルスコア6-3。)で負けてしまい準優勝で終わりました。点差ほどの実力差はなく、ポープ選手の退場や畠中選手の負傷など、想定外のことが起きてしまったこと、代表経験が乏しく、国際試合での経験値が低かったこと、アウェイ中東という異様な雰囲気に飲まれてしまったこと、敗因は様々ありますが、個人的には悔しいものの、自分達のいる立ち位置がよく分かり、納得した気持ちもある結果となりました。
優勝に手がかかっている状態まで来て、この結果になってしまったこと自体は本当に悔しいです。ただ、今回優勝したアルアインも、何度も決勝で負けているわけで、ようやく、スタートラインに立てたのかもしれません。この悔しさを知ったからこそ、ますますACL制覇への気持ちが強くなりました。
リードしているアルアインサポーターがピッチに水を放り込んだり、試合中に発煙筒を炊き出したり、客席に入ったボールを返さなかったり、得点するたびに選手が跪いて神様に感謝したり、また、試合後は相手サポーターの子ども達にブーイングされたり、バスの中にまで煽りに来たり、取り囲まれてクラクションを鳴らされたりと、とても日本では体験できないような体験をしました。
決勝戦をアウェイ、それも中東で見るという経験は人生でそう何度もあることではありません。この異様な、日本では感じたことのない不気味ささえある雰囲気を、身をもって感じられたことは、私個人にとっても、サポーターとしてもおおきな財産になりました。
優勝したアルアインの表彰式を最後まで見ていたキャプテン喜田選手の背中が忘れられません。喜田選手をアジアチャンピオンにしたい。その気持ちがますます強くなりました。
初めての海外遠征、苦い思い出にはなりましたが、遠い中東の地でマリノスの選手、スタッフ、サポーター達と戦えたことは何よりの誇りです。
この悔しさを胸に、またこれから、クラブ、チームの力になりたいと思います。